前から開発の噂はあったし、やっぱりね、というニュース。
並行してグーグルグラスの話題も盛り上がっていて、いよいよコンピューターは
「ウェアラブル」の時代に。
■iWatchを使うのはダサくなってしまうのだろうか?
昭和のノスタルジーをやや引きずっている、僕のような半古代人は
突然つきつけられたこれらアイテムに対して「未来キター」的歓迎と同時に
いわゆる「未来的」なそのスタイルを「ダサいかも」とも思ってしまう。
僕のイメージするiWatchは、いわゆる腕時計に小さなアンテナが付いていて、
テレビ電話なんかができるやつだ。或いは前の世代だとロボットを呼んだりする
用途もあったかもしれない。ジェームズ・ボンドも持ってたっけ。
そして、このイメージ範囲で予測するiWatchの姿は、iPod shuffleまたはnanoの
延長であり、液晶に映し出されるのはFacetimeのそれである。
この予測と、「昔の未来アイテム像」にあまり乖離が無いため、
むしろ古くて「ダサい」イメージがおまけで付いてきてしまうのだ。
たまに見かける携帯電話が出始めの頃の映像で、
サラリーマンが巨大なバッテリーをショルダー掛けして得意げに屋外電話するアレ。
ひょっとしたらこれと同様の「あの頃は」刑を受けるかもしれない。
先端をいくのは気持ちいいけどね。
とはいえアップルである。
ジョブズ亡き後、わくわくするような新しい提案は影を潜めているように思うが、
果たしてこのウェアラブルデバイスでどんなユーザー体験を用意しているのだろうか?
■iWatchを機能妄想してみる。
さて、iWatchにiOSが入り、Bluetooth等の無線機能もカバーしている前提で、
ちょっと利用シーンを妄想してみる。
ちなみに機能的な根拠は無く、「こうだったらいいな」像なのであしからず。
もっと裏のとれた情報は他にお任せします。
想像されるサイズから、液晶サイズはやっぱり現行iPod nanoと同じくらいになるんじゃないか。だから基本的に文字打ちは無理。(させないかも)
nanoとの決定的な違いは、アプリインストールとwifi接続が可能なところ。
3G版も数年後登場するんじゃないだろうか。
普段身に着けているときは、nanoの時計機能のように、好きなデザインの時計を
表示しておく。時計もアプリのようにサードパーティ製がダウンロードできる。
ブランドが公認する「バーチャルウォッチ」が数百円から数千円で売られる。
あと、位置情報も発信できるから、「チェックイン」というスタイルが
現在よりももっと簡易に変わってくるんじゃないだろうか。
店に入る→iWatchのチェックインアプリを起動→
ロケーションリストから現在地を選択→チェックイン
UI的に、できることが限られるから、自然とアプリがチェックインありきになる。
アプリによってはそのままクーポンを出したり、シェア先を表示したり
するのだろう。
多店舗展開しているような会社なら自社アプリを作ってきそう。
マクドナルドアプリだったらチェックインでポイント貯めさせてもいいし、
「おまけ」の代わりにスペシャルウォッチプレゼント、とか。
僕が期待するのはIFTTTとの連携だ。
この手のサービスはまだアーリーアダプター向けな感じがするが、
iWatchの登場でぐっと利用層が広がるはずである。
iWatchにON/OFFアプリを仕込んで、IFTTTのレシピと連携する。
iWatchをタスクの簡易トリガーにするのだ。
例えばIFTTTの「1」と「2」と「3」というiWatchアプリがあって、
それぞれ起動すると同時にON/OFFが切り替わり、IFTTTが
数字に対応したレシピを回すのである。
あー夢ふくらむなぁあぁあーーー
遠隔操作フェチとしてはゾクゾクしてきたが、あくまで妄想である。
でもここまで利用の可能性があるとIFTTTじゃなく
Apple自身が純正で作りそう。
iTriggerって名前で。
あと、「WeMo」という電源リモートシステムを最近知ったが、
こういうアイテムもどんどんバリエーションが増えて欲しい。
でも日本では規格の問題で、この手の遠隔電源操作デバイスを売るのは難しいとか。
また遅れをとりまっせー。
ちなみに、他の皆さんの想像図はこんな感じ。
かっこいいのもあるね。