今日は山下達郎の「蒼氓」を夏の夕方ソングでリコメンド。
「蒼氓（そうぼう）」という言葉を、僕は勝手に夕暮れのことだと思っていた。
全然違う。
人民、民衆という意味だそうだ。
日常ではまず使うことがなさそうな言葉だ。
また、「
蒼」という1字では、草や木の葉の色という意味があり、
あわせて、多くの人が居る様子を示す意味を持つ。
草木の葉というところから意味が転じているのだろう。
「
氓」は庶民、だそうで、
これまた人々という意味。
ただ、字体から察するに、少し重みを帯びた感がある。
宿命というか、責任というか・・・
ともかく「蒼氓」は、なんということはない、
普通の、日々懸命に生きる人々のことを歌っているのだ。
なお、「
僕の中の少年」に収録されているスタジオ録音版は、
コーラスに桑田佳祐・原由子夫妻が参加している
興味深いコラボレーションの曲でもある。
夏の夕方はやっぱり静かめの曲がいいなぁ。
夏の夕方シリーズ：
T-BOLAN - Lookin’for the eighth color of the rainbow
