ページ

2013年11月18日

ジャニーズすげーな・・・と思った話

先日こんな話を聞いた。
冷蔵庫を買おうとしている友人の話だ。

■どれを買おうか迷った。
パナ、日立、シャープ・・・各社色々見てみたけど、結局どれが良いのかわからず、言ってしまえばどれも同じなんじゃないかという境地に達したのだとか。うん、まぁそうなりますわなぁ。冷えればいいもの。

■起用タレントが決め手。
そんな「どんぐりの背比べ」の中、あるメーカーのものに決めたのだそうだ。どうやって絞り込んだのか。決め手は「ジャニーズ」だった。彼女はそのメーカーが起用していたタレントの大ファンだったのだ。まぁ、これはありそうな話。

■冷蔵庫のCMに出てたわけじゃない。
じゃあそのジャニーズタレントが冷蔵庫のCMをやっていたかというと違う。出ていたのは同メーカーの電気シェーバーのCMである。つまり最後の決め手は、メーカーの別製品のキャラクター起用であった、ということだ。ジャニーズ効果おそるべし。


高額商品だし、彼女にとって性能や使い勝手が優先事項だったことは間違いない。
でも選択するのに決め手がなく、なおかつ買わなければいけない状況にあったら・・・
決定の拠り所はどこまでも広がっていく。その企業が、どのタレントを起用しているのか、というところまで。

これはタレント起用の話にとどまらないだろう。
CMで流している曲、SNSでの発信や対応の内容、過去の製品サポートの対応。有形無形関わらず、社会との接点すべてが検討材料になり得る。


なんだかブランド教本の序章に書いてありそうな当たり前の話になってしまった。まぁ、永遠のテーマってことで。