思い出の品、文房具、古いパンフレット、外国紙幣・・・
自分なりにカテゴリごと分けて収納していると思ってはいるものの、いつの間にかカテゴリ混合になったり、あるいは箱から溢れてしまったりする。
いっちょ片付けますかと手を付けるのだけど、なかなか捗らない。どうしてだろうと思いを巡らせてみると、原因の一つに「整頓バイアス」があるのではと思った。
整頓バイアスは僕が今勝手につくった言葉なのだけど、要するに
(1)「ビジュアルの雑然さを無くす」ことが目的になってしまう
(2)「カテゴリごと分ける」ことが目的となってしまう
ことである。
「整頓」は手段で、目的は常に「整理」だと思う。
ビジュアルが美しくなること、カテゴリごと分かれるのは、「結果」だ。
「整理」と「整頓」がごっちゃになって本来の目的を見失ってしまう。
ではそもそも「整理」の目的は何だろう。
一つは、日常生活における導線の効率化。
もうひとつは、少しでも長く整頓の結果が持続すること。
ではないだろうか。
つまり、日常の生活を思い返し、理想的な生活導線にデザインするのが整理であるべきだろう。
・・・あれ。なんだかWebサイトの改修の話みたいになっちゃった。