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2013年12月3日

「いいね」に慣れなくて困っています



いいね!が押すものになって久しい。
テレビを観ていると、「気に入ったら、「いいね」してくださいね!」とかいう表現も普通に使われるようになってきているようです。

で、この「いいね」という響きに、今だ生ぬるい気持ち悪さを感じるのは僕だけではないはずです。

「LIKE」の訳としての「いいね」ではあるものの、どこか文化的すれ違いを感じずにはいられません。
例えばボタンには親指を立てるシンボルがあしらわれているけれど、日本人にとって「いいね」で使われるジェスチャーのイメージはどっちかというと人差し指だったりしません?
あと、言葉として「いいね」単体ではあんまり使わない。「それっていいね」とか「いいねこれ」みたいに、「いい」対象を添えて使うことがほとんどじゃないかなぁ。あえて単体で使っているシーンをイメージすると、アイドルグラビア撮ってるカメラマンかな。「んーいいね いいね」とか言いながらモデルを褒めて脱がしてる感じ。

LIKEの訳として、「いいね」は正しいのだろうか、と。「好き」じゃだめだったのかな。気軽に意思表示するツールとしてはちょっと重いのか。そもそも訳す必要はあったのか・・・。「LIKE」が持つ英語のニュアンスって、もうちょっと記号的なんじゃないかなぁ。

iOSに見られる「完了」とか、どこかむず痒い舶来物の翻訳状況は、自国の製品を使っていないという時点で四の五の言う立場にないのかもしれませんが、もう少し汲み取って自然な表現をしてもらいたいものだなぁ。どうでもいいね。