ページ

2013年12月18日

バーティカル化の、その先。



バーティカルメディアについて長々書きましたが、たくさんの人に読んでもらったみたいなので、懲りずに書き続けます。

さて、前回の記事の最後でこのような表現をしてみました。


情報の海に、文化を持つ小さな島ができ、
そこに港ができ、互いに船が行き来する。


ネット空間はもはや、広さも底もわからない、母なる海状態です。しかし「バーティカルメディア」による情報の集約作用は、目に見える「島」となって人を集めます。

今のバーティカル化の流れは、活発な火山活動で次々と新島が生まれている状態、といえるかもしれません。やがて「島」には、同じ人種が集まり、情報を持ち寄り、それを基に語り合い、考えを共有していく。やがて生産活動が始まり、そして文化を形成していく・・・

現在の状況を薄目でみて、油絵の具で殴り書きすると、僕にはそんなイメージです。

では、港は?船の往来とは?

ここは、僕が勝手に描き足したところです。
島なんだから、港がなきゃ。
港があれば船もあるわけです。


たくさん島ができれば似たような島も増えてきます。
お互い文化を持ってるから牽制したりしてるんだけど、例えば互いの島長みたいな人が理解しあって、交流が始まったら・・・。港と船が必要ですよね?

或いはパラオ共和国のように複数の島々で構成された「諸島」で考えると、自由な往来が前提にあっても良さそうです。僕はこの「諸島」がネットに生まれないかなぁ・・・と思っています。島同士の交流を前提にした、バーティカルメディア・コミュニケーションプラットフォーム。

「じげん」という会社のバーティカルメディアは今のところ、中で島の重複が生まれないので、ちょっとイメージが違います。どっちかというとSNSプラットフォームのRevolverの方が近いですね。でも中のメディアやSNSはそれぞれ独立したつくり。例えばこれがSNS単位で相互に交流できたり、或いは融合したりできたら面白いだろうなぁ。中の人はもう考えてたりするのかな。

古代ローマが領土拡大をしながら、様々な文化の融合が起きたように、島同士の交流の先には新しい何かを生み出す力があると思うんですね。そういう歴史の再現がネットで起きたりしないかなーどうかなー。できれば日本発で。実はもうある?


今日も長い妄想に付き合ってくれてありがとうございました。