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2014年2月9日

人類は「いいね」を手に入れた。

今日は3つほど「いいね」しました。
こんにちは。

僕は一応、「いいね」と本当に思った時だけ押すようにしています。だから、晩酌のビールに「いいね」することはありません。例えばそれが結婚記念日で、奮発してちょっといいレストランで景色最高、アイラブユーフォーエバーってくらいならそれは「いいね」です。まぁこの場合、別にいいレストランじゃなくてもいいかもとか、なんとなく基準があります。

でも中には何でも「いいね」する人いますね。犬の散歩した。いいね!昼飯は蕎麦を食べました。いいね!・・・いや、それが良いとか悪いとかではなく、こんなふうに「いいね」ポリシーは人それぞれ、清き一票には各々に重さがあるわけです。

ところで、この21世紀の人類が手にした新しいコミュニケーション「いいね」は、極めて手軽に、同意・承認・善意を届ける手段として瞬く間に浸透しました。
「最近どう?へぇ、そうなんだ、ふーん。なるほど、それはいいね。」と、それまでは対面で面倒だった作業がボタンひとつでできるようになりました。どんな人とでも、「いいね」という細いつながりを持つことができる。物理的、精神的障壁から今まで埋められなかったコミュニケーションの隙間を、いとも簡単に埋めることができるこの発明。あまりにも簡単な機能であるが故に見過ごされそうですが、実は人類にとってものすごく重要な道具なのではと思います。

LINEのヒット要因の一つは、スタンプという概念で「押すだけ」に表現の幅を持たせたことでした。「いいね」黎明期の今、この辺のUX提供が今後のSNSの方向性のキモになることは間違いなさそうですね。