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2014年2月11日

「とりあえず謝っておく」は正しいか


お詫び
本日、無料のわさびは品切れしております。
大変ご迷惑おかけして誠に申し訳ありません。


近所のスーパーで見かけたお詫び。
どうやら刺し身に付けるわさびの小袋が今日は付いていなかったみたいです。それはそうと、謝りすぎじゃねぇかと。そんなに下手(したて)に出なくても・・・っていう感慨ではなくて、ちょっと謝罪の安売りじゃないの?っていう感じがしてしまう「し過ぎ」。

どうしてこんなに謝っているのか・・・。
ふと考えて、これ、お客に謝ってるんじゃないんですね。何らかのオペレーションミスを起こした小袋わさびの担当者が上司に、会社に謝っている。それがそのまんま売り場に表示されちゃったという感じ。

別に実害があるわけじゃなく、「まぁまぁ」って話なんですけど、こういう大きな企業と顧客とのコミュニケーションって、得てしてこんな感じになりがちじゃないでしょうか。人手がなく機械化、自動化、効率化の流れの中で、どうしても人の心の機微という部分が追いつけなくなってしまう。

買い物なんて安けりゃいいんだよ、安けりゃといえばそれまでですが、もう少しコミュニケーションに血を通わせてもいいんじゃないのと。機械化接客の最適化を求める次第です。


まぁ、うまいかうまくないか、といえば
うまくな謝罪ですな。

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間川 清

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