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2013年9月4日

パズドラと、ポコパンと、そして「ドラゴンクエスト モンスターパレード」


9月2日からYahooからドラクエができるようになった。
もう、わけわかんないです。なんですか。Yahooからドラクエって。

「ドラゴンクエスト モンスターパレード」。
ドラクエのスピンアウト版てとこかな。最近まったくご無沙汰だったので空気が読めていない。
いよいよスクエアエニックス社も群雄割拠のゲーム業界において勝負をかけてきたか。そしてその舞台をブラウザゲームに持ってきたのは正しい判断だったのか。けっこうチャレンジなんだろな。

さて、やるだけなら無料ということで早速触ってみました。
プレイ時間まだ3時間だけど、思ったことを端的に述べると、

(1)「重い」
(2)「退屈」
(3)「分類:パズドラ・ポコパン系」

(1)は、自分のマシンの問題が多分にあるかな・・・
なんせ5年前のMacbookなもので。
でももうちょっと軽くないと。ポインタ移動がカクカクして辛かった。

(2)とにかくテンポが悪い。動作の重さも手伝って、戦闘アクションに待ちが多いし、操作できることも少ない。戦闘がほぼオートで完結してしまうのは、良いことのようで、プレイヤーを傍観者にしてしまうと思う。あんまり退屈なんで、戦闘がはじまるとネットサーフィンしてしまう始末。プレイ環境考えて開発したんだろうか。

(3)ドラクエがこの2つと同系列と思ったのは次の共通要素からです。

コンコルド効果とズル訴求

・・・いやソーシャルゲームってみんなこんな感じですよと言われたら、とんだあたりまえ体操を繰り広げているわけですが・・・。

つまり、育てる×集めるという行為の継続が「途中でやめたらもったいない」と思ってしまう(=コンコルド効果)心理作用を持っていること。まぁこれは多くのゲームに言えることかも。でも、無課金で遊べるゲームにおいては、ここが強力じゃないと課金ユーザーに育ってくれません。

もう一つ「ズル訴求」。
待ったり、貯めたりコツコツやれば無課金で済むけど、早く進めたかったら銭で解決できまっせっていう無言の営業が終始行われる点。

そして、この仕組みは、無課金ユーザーを「安心してゲーム勤務させる」効果があるように思う。

無課金ユーザーは、課金ユーザーよりも多くの時間を「反復作業」に投下することで無課金を貫くことができる。ゲームの中で面倒な反復をすることで、本来なら有料の「楽しくなれる果実」が手に入る。そしてプレイが長引くほど、早く先が知りたくて「課金したくてウズウズする」。で、「イヤ!俺は無課金主義!」とか思わせて、どんどん働かせる。当人は働いてるんだから、無駄なことをしているとは思わなくなってきたりする。そうして、ゲームしてる怠惰な自分を正当化させ、安心してゲームできるようにしているのだ。
デバイスがスマホの場合、その時間は多くの場合「スキマ時間」であることが安心効果に拍車をかける。


ドラクエは他の2ゲームに比べストーリー性が加わっていて、無料で楽しめる要素が多い。無駄にお色気まであった。かなりDisり気味に書いてしまったが、モンスターが仲間になったりレベルが上ったり、それが戦力としてきちんと可視化されているのは面白いと思えた。もともと熱狂的にドラクエをやってきた世代でもあります。しかしそれにしても退屈!

当方が勝手に、かつ強引に3つを同カテゴライズして比べているから当然といえば当然だが、移り気なPCユーザーにどこまで我慢してもらえるかがポイントになるだろう。ドラクエファンのロイヤルティも試されてたりして。「ドラクエファンなら黙っても課金する筈だ!