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2013年11月28日

そして無料へ・・・「ドラクエ1」0円キャンペーン。


懐かしいったらありゃしないパッケージ。
小さな頃の思い出は、ドラクエとドラゴンボールで7割くらい占めてる気がするな。鳥山明になりたくて、ずっと絵を描いてた時期があります。遠い目。

さてこのほどスクエアエニックスから「ドラクエ1のiPhoneアプリ無料」のアナウンスが行われて騒ぎになってます。87年1月の発売から27年を経て、移植に移植を重ねて無料化。表面だけ見れば「うん、散々稼いだからね。もうお金とれないでしょ」からの、「投げゲー」という感じだけれど、いやいやどっこいまだまだ稼ぐ気満々なわけです。ドラクエは死なず。

もともと500円で販売されていたiPhone版のドラクエ1。それを「100万人限定で無料※」と突然アナウンス。ドラクエが無料。このインパクトは大きいです。ファミカセ世代はゲームの値段が身に沁みて分かってるから、なおさら。調べたら、発売当時のドラクエは5,500円だったそうです。

※正確には、「ドラゴンクエストポータルアプリ」というプラットフォームをダウンロードして、当該アプリ内で無料のドラクエ1をダウンロードする、というもののようです。



こうやってブログ書く輩をはじめとして一気に拡散され、ドラクエをやったことある人もそうでない人も、「どれどれ、限定っていうから今のうちに落とすだけ落としておくか」と静かな殺到があったものと思われます。もちろんこれはスクエアエニックスの狙い通りでしょう。識者はこれを「ブースト」というらしいです。

通常ネットでモノを売る場合、その事業規模が大きければ大きいほど膨大な広告費がかかるものですが、ドラクエアプリを売るのにどのくらいかかるんだろう?「ドラクエ」なんて人気ワードで100万人集めるとしたら一体。。。

今回の無料化は、ダウンロードによる1次的収益は捨てることになっても、手っ取り早く100万人のユーザーを囲い込むことができるメリットを取った、ということになります。ハンドルきりましたね。つまりゲーム内課金や、プッシュ通知といった情報発信力の獲得といった2次的な収益や広告効果の獲得です。
※ちなみに僕、プッシュ通知は全部オフにするタイプですが。


はい、ここまでは順調にいきますよね普通。
無事、100万人の手にホカホカの「ドラクエ」がインストールされました。
ゲーム界の巨人が伝家の宝刀を抜いたのだから当たり前といえば当たり前の現象です。実際はここからが勝負じゃないでしょうか。

そもそも課金してでも楽しみたいものなのか?
通知される内容が、受け取るに足る内容なのか?

これが最大の関心事です。
ちょっと触ってみて、ほんとうの意味で「すごい」施策なのか確かめてみたいと思います。誰だよお前。

ドラゴンクエスト ポータルアプリ