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2014年1月15日

テレビ視聴の質について

つまらなくなった説が有力な昨今の地上波テレビ番組。
SNSの拡散相乗作用も手伝って「半沢直樹」なんかが爆発的にヒットすることもあるわけですが、これはある意味「バズった」ということでしょう。もはや、テレビのコンテンツだろうが、ネットのコンテンツだろうが、スマホを媒介にして人はスイスイと動いてゆきます。面白ければテレビだろうがネットだろうが関係なくバズるのですね。

若者は本当にテレビを見なくなったのか?!
http://www.landerblue.co.jp/blog/?p=10637

テレビ衰退論を前提にした記事に「待った」をかけているこの記事。
NHKによる「テレビを観ているか否か」の調査を引き合いに出して、実はそうでもないんじゃない?と。

果たしてこの調査における「観ている」とはどういう状態を指しているんでしょうね。たぶん、ですけど、テレビをつけただけで「観ている」ことになっちゃってないかなと。

テレビは観るためにつけるのだから、当然そうなのですが、「観る」という行為の質についても考える必要があるんじゃないかなぁ。どれだけ、集中して観ているかということです。

もはやテレビをつけること、は習慣だともいえません?
例えば仕事から帰ってきて「とりあえずテレビをつける」けれど、それは観るためというよりは、無音の寂しさを埋めるための環境づくりというか。

ほら、今のテレビってつけたらすぐバラエティ番組の笑い声が聞こえてくるじゃないですか。これって、環境音っていうニーズを満たしてるというふうにも言えないかなぁ。。僕の主観話なんで、ちょっと偏った話かもしれないですが、寂しいからつける、っていう人、けっこう居ると思う。で、テレビをつけながら別なことしてるのです。ネット見たり、本読んだり・・・全然集中してない。

そういうわけで、テレビの求心力の低下とスマホ普及は、テレビ視聴行為者の視聴の質を大きく下げていると考えるわけです。