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2014年1月17日

カップル恥回避アプリ「Pairly」



いくつかカップル専用SNSというのが出てきましたね。
中でも日本のベンチャーであるTIMERS社が作った「Pairly」というサービスは、資金も調達していよいよ世界展開という感じのようです。

カップル専用SNS「Pairy」が1億円増資、来年早々に夫婦版と海外展開
http://jp.techcrunch.com/2013/12/18/pairy/

さて、カップルSNS。一聴して「それ、いるの?」って話になります。
メールあるし、LINEあるし、コミュニケーション手段はあまたあるわけなので。
もちろん、2人の間でヒミツなコミュニケーションをしたり、思い出を蓄積していくなんてところに特化している点は、それはそれでアリかと思うのですが、それにしても大きな投資を受けるほどの底力ってあるんだろうか、と。


たぶん、このカップルSNSの最大の存在意義は、「恥の回避」ということになるのかなと思いました。
カップル間のデジタルコミュニケーションにおいて、恥シーンは大きく2つあって、
ひとつは送信先誤り。
もう一つは関係破綻後の「夢の跡」の漏洩。
これらを確実に回避できる場所は、確かにこれまで存在しなかったように思うのです。


一つ目の送信先の誤りは、これはよくわかりますね。
恋人に送るメッセージというのはラブリー要素が多分に含まれるでしょうから、送信先を誤るというのは場合によっては地獄なわけです。(例:恥ずかしい語尾、絵文字など)LINEとか使ってますと、様々な人とやりとりする「トーク」がずらりと並んでおり、無意識な操作をしているといずれは間違った送信もしちゃいそうな、そういう危機感があります。

そういう意味で、アプリ単位でセパレートされていて、かつ1人としか繋がらないアプリであれば、極めてプライベート性が高い案件であっても安心して送信ができるというもの。ニャンニャンメッセージを常に正しく送れるというのは、まぁ、わかりにくいところだけど、価値あるポイントだなと思います。

もう一つはいわゆるリベンジポルノの回避ですね。
関係が破綻した後、ヤケクソになった片方が、撮りためたニャンニャン写真をばら撒くという事故が、わりとあるようなんです。そもそもそういう写真を撮るな撮らせるなという話ですが、それが見えなくなるのがアツアツカップルというやつなのでしょう。
この「Pairly」サービスは、関係破綻後のサポートが万全。「ペア解除」機能を有しており、別れたらデータアクセスが不可にできるようになっているのです。(もちろんローカルにもデータを持ってたら元も子もないですが)

冷静にリスクヘッジを考える賢明な恋人達は、この素晴らしい機能に飛びつくのではないでしょうか。


というわけで、とりあえずヨメと使ってみることにします。
で、何かしら夫婦関係に変化があったりしたら、またレビューします。