うちの奥さんは、ジョン・メイヤーのソロ演奏中の顔が嫌いだと、のっけから食わず嫌いを宣言しておりますが、僕はこの若きギター・ヒーローがストラトキャスターから捻り出すように奏でる音色がたまらなく大好きです。
そしてこの曲。Gravity、重力。
どうしようもなく、自分に絡みついてくるもの。
それが良くないことだとわかっているのに、引き寄せられてしまうもの。
ここで彼が紡ぎだす音色は、まとわり付く重力から逃れ、光に向かおうともがき歩む様を、見事に描き出しているように思います。ほら、奥さんが嫌いだという彼の表情もまた、重力に苦悶する男を演じているようにも見えてくるではありませんか。
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聴くならライブ盤に限ります。顔は見れないけど。